近年、熟年層の再婚はどんどん増えています。「離婚後の寂しさから…」「子育てを終え、新しい人生のスタートをきりたい」「老後を考えて」など理由は様々。しかし、一度結婚を経験しているからこそ、慎重になり踏み出せずにいる人も多いようです。熟年再婚におけるメリットと、デメリットをまとめているので、ぜひチェックしてみて下さい。
お互いに配慮し合える生活
人は年齢を重ねるにつれ、経済面の不安や体力の低下、寂しさを感じやすくなるもの。熟年再婚する人は、安定や癒しを求める傾向にあります。再び誰かと添い遂げたいと考えたとき、お互いが結婚経験者だからこそ、同じことを繰り返さないよう慎重になります。相手の意見を大事にし、配慮ができる人が多いという特徴も。
お互いに支え合いながら、穏やかな生活を送れるところが、熟年再婚のメリット
です。過去の経験を活かした
結婚生活が送れる
離婚をした時に感じる「あの時こうしておけば」という気持ちは、結果として人を成長させます。
過去の結婚生活で得た経験が、自分を見直すきっかけとなった人は多いはずです。また、結婚生活からの経験だけではなく、年齢を重ねた分の社会的な経験も豊富でしょう。
自身の「良いところ」「悪いところ」をそれぞれ把握し、経験を積んできた人同士の熟年再婚ですから、広い心で相手を理解し合える夫婦生活が期待できます。
過去の相手と比べられている
錯覚に陥る
実際に比べられているわけではないのに、そのような錯覚に陥ってしまうのが熟年再婚の特徴です。過去の相手というのは、若かりし頃の記憶。
その相手と比べられるのではないかと不安を覚え、年齢や外見にコンプレックスを感じてしまうのは、熟年再婚ならではの問題です。この問題の解決策は2つ。相手も自分と同様に年を重ねていると忘れないことです。若かりし頃の相手ではなく、年齢と経験を重ねてきたあなただからこそ、今選ばれていると考えましょう。
子どもとの信頼関係や
お金に関する問題
再婚は、当人同士の気持ちだけで進められるものではありません。特に熟年再婚の場合は、連れ子の問題が多く挙がります。
50代になると、成人した子どもがいる人も多いでしょう。子どもが既に独立しているなら、信頼関係を築く場や時間がなかなかありません。大学生であれば、教育費が必要になってきます。
連れ子がいるかどうかは再婚前にわかることなので、はじめから向き合う覚悟を決めることが大切です。また、2人の間に子どもを作りたい場合にも問題が。高齢出産や不妊治療に関する技術も進歩していますが、必ずしもうまくいくとは限りません。「妊娠できるか」「出産の際、身体はもつか」などを、きちんと想定しながら2人で話し合っておく必要があります。
前家庭との遺産相続権を巡る争い
気をつけたい問題の第1位は、遺産相続に関するトラブルです。熟年再婚する以前に、元パートナーとの子どもを授かっていた場合、相続権はその子どもにあります。本来ならば、相続できたはずの遺産を、再婚者に横取りされたように感じ、許せないと憤慨する人は少なくないのです。
トラブルに巻き込まれた人の中には、無言電話や、近隣に誹謗中傷を書いた紙を撒かれるなど、陰湿な嫌がらせに耐えられず離婚してしまったケースもあります。子ども自身は、遺産の取り分が減るだけなので、さほど固執する人は少ないですが、前妻は一切権利がなくなってしまうので、怒りや妬みから子どもを差し金にトラブルを起こすことが多いようです。
熟年再婚で遺族年金が打ち切りに
熟年再婚の落とし穴、遺族年金問題。熟年層になると、前夫や前妻を亡くし、独り身で暮らしている人も多いですよね。遺族年金を生活に当てている人も少なくないでしょう。しかし、熟年再婚と同時に、その遺族年金は打ち切られてしまいます。
再婚後、打ち切られることを知らずに焦らないよう注意してください。ちなみに、遺族年金とは、大黒柱である人物が亡くなったとき、子や配偶者に支払われる公的年金制度です。受給額の平均は8~10万程度なので、打ち切られてしまうと生活にかなりのダメージを受けます。お金のトラブルを起こさないためにも、再婚相手の収入や現在の生活費を見直す必要がありますよ。
待ち受けていた老老介護
熟年再婚を第2の人生の幕開けだと期待していたのに、蓋を開けると相手の親の全面介護が待っていた…というケースも少なくありません。熟年再婚をする人の親が、介護が必要な年齢であることは間違いないでしょう。再婚希望者の中には、親の介護が面倒なため、誰かに任せたいという人もいます。どんなに愛情深い人でも、知り合って間もない義父や義母の介護を、全面的に押し付けられるなんて耐えられませんよね。中には介護疲れに耐えられず、離婚する人もいます。キャパシティを超える生活にならないためには、前もって相手の家庭環境を知ることが重要です。介護に対する気持ちに、お互いズレが無いか確認しておくと、よりベター。
熟年再婚で幸せになるために心がけるべき点は、お互いの考えを深めるために、前もって話し合いをすることです。 再婚後に食い違いが起きないよう、必ず話し合うべき3つのポイントがあります。
1つ目は「お互いの経済力」について。共に生活するには、お金が必要です。熟年、更に再婚ともなると、安定した生活を望みますよね。金銭面での不安が無いように、前もって確認することをおすすめします。
2つ目に確認すべき「2人の間に新しく子どもを作るかどうか」は、熟年再婚最大のポイント。男性は、年齢に関わらず、子どもが欲しいという考えの人が多いようです。20代の結婚であれば、自然の成り行きに任せて…というスタイルでも問題ないでしょう。
しかし、熟年再婚ではそういうわけにもいきません。技術は進歩し、不妊治療や高齢出産が成功する確率が高くなってきていますが、完全にリスクが無いわけではありません。やはり不安を拭いきれない女性は多いでしょう。初めにしっかり話し合っておけば、考えの相違でぶつかる可能性を防ぐことができますよ。
3つ目は「将来2人で、どのような生活を送っていくかについて」です。「仕事を終え、子育てを終えた先、2人でどのような家庭を築きたいのか」「共に楽しめる要素はなにか」を見つけることが大切なポイント。共通の趣味や価値観を持っていれば、2人の生活はより充実したものになりますよ。
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