一生添い遂げると誓い合った夫婦でも、長い結婚生活のなかで何度か離婚を考えたことがあるハズです。近年の日本では、3組中1組の夫婦が離婚しているというデータがあり、離婚率が高くなっています。しかし、誰も望んで離婚をしたわけではありません。どのような原因で離婚を決意したのか、ランキングにしてみました。
女性の離婚原因第5位は「異性関係(浮気)」。「浮気は男の甲斐性」と言われていますが、妻はたまったもんじゃありません。夫婦生活が修復不能とわかれば多くの場合、妻は離婚を選びますが、夫婦生活の継続を選んだ我慢強い妻の場合、精神を病むことがあります。
また、キャバクラや風俗通いが許せないというケースも。人によって「浮気」の捉え方はさまざまなので、一度しっかり話しあってみましょう。夫の収入で家計を支えているので、離婚を我慢している妻もいます。しかし、今は女性が働いていることは珍しくありません。そのため、経済的に自立できるとわかれば、あっさりと別れを切りだすケースも多くなっています。
第4位の離婚原因は「精神的な虐待(モラル・ハラスメント)」です。暴言や虐待など外から分かるようなものではなく、精神的な虐待、執拗な束縛がほとんどなので、妻や周りの人も気づきにくいケースが多くなっています。モラハラ妻とほぼ一緒で、モラハラ夫は妻より優位に立つことによって、自分のプライドを保っているのです。暴言をあびせ続けられた妻は、逆らうことも反論もせずにただ従うのみ。夫の暴君化がエスカレートするのです。
家庭や子どものことを思って耐える妻は、過度のストレスで精神を病んでしまい、最悪の場合、命を絶つケースもあります。モラハラ夫と離婚するには、穏便には終わりません。自己愛が強いモラハラ夫は平気でウソをつくので、暴言の録音や言われたことを日記に書くなどの証拠集めをしておくといいでしょう。
「妻の貯金を崩すよう強要する」「生活費を渡さない」いわゆる経済的DVが3位にランクイン。経済的DVの被害者は、主に専業主婦です。とくに妊娠中や出産直後など、十分に働けない状況で被害にあいやすいようです。結果、夫は「生活費を稼ぐ自分はえらい」「自分が生活費を渡さないと、妻はなにもできない」と思い込み、夫婦間で上下関係が生まれてしまいます。
夫婦は平等であるべきですし、稼いだお金は家族のものです。妻の経済状況を知りながらお金を渡さない場合、経済的DVに該当します。妻や子どもに必要な生活費を渡さないことは「生活保持義務」の放棄にあたるので、弁護士に相談して生活費を要求することが可能です。また、夫の浪費や異性関係(浮気)が原因で、生活費を渡さないケースもあります。この場合、慰謝料が満足に支払われないことがあるので注意が必要です。
2位は「暴力をふるう(DV)」ことです。DV夫は暴力をふるったあと、驚くほど平謝りして優しく接してきます。「すまない、もう二度としない」という言葉を信じますが、次第に暴力の頻度が増し、エスカレート。「夫を怒らせる自分が悪いんじゃないか」「今度こそ暴力を止めてくれるんじゃ…」と共依存になってしまうことが多いです。最悪の場合、死傷事件になるケースもあります。
お互いに守りあうと誓った配偶者からの暴力は、怒りよりも恐怖や悲しみが勝り、周りにSOSを出したり相談したりすることがむずかしいです。DVは暴行・障害などの犯罪行為。夫婦だからと言って許されることではありません。夫を訴えるのが怖いと思う前に、自分自身を守ることを考えてください。
女性の離婚原因第1位は、男性の離婚原因1位と同じく「性格の不一致」でした。食べ物の好みや生活習慣、ちょっとした違いから配偶者と合わないんじゃないかと思い始め、最終的に相手のすべてがキライになっていくようです。他人同士が結婚するわけですから、違いは必ずあります。
「あわない」を「あわせる」よう、夫婦ともに話し合い、歩み寄る努力が足りないと、結婚生活は難しいですよ。もし再婚ということになっても、お互いを理解し尊重できなければ、同じことをくり返す可能性があります。
男性の離婚原因5位は、精神的な虐待「モラル・ハラスメント(モラハラ)」です。妻から容姿や収入について罵倒され続けて、離婚したケースは少なくありません。夫よりも自分が優位に立っていないと気がすまないモラハラ妻。ことあるごとに夫へ難癖をつけてストレス発散している場合があります。罵倒したほうは「正しい事を言っている」と、自分がモラハラをしている自覚がありません。
厄介なことに、モラハラをする人は周囲から好人物と評価が高いので配偶者が周囲の人に相談しにくい・相談しても信じてもらえないケースも。モラハラはドメスティックバイオレンス(DV)と違い証拠が残しにくいのが難点。そのため離婚をする際にもめることが多いようです。
極度のヒステリーや、特定のものに対する執着などの異常性格が4位。気に食わないことがあるとヒステリーを起こし、蹴る・殴る・物を投げるなどの暴力をふるう妻や、逆に自殺をほのめかす妻もいるとか。「ヒステリーが原因で離婚なんて…」と感じるかもしれませんが、異常性格は病気の可能性があります。感情をうまくコントロールできずに暴れてしまう転換性障害や解離性障害です。夫が妻に病院をすすめたらヒステリーを起こすことも。
夫は妻を無視することもできずに、本人も精神を病んでしまう負の連鎖が繰り返されるのです。子どもがいる場合、離婚後に暴力やヒステリーの矛先が子どもに向いてしまう可能性があります。そのため、離婚に時間がかかってしまうケースが多いようです。
妻が夫側の両親と折り合いが悪いパターンはよく聞きますが、最近では妻側の両親と夫が不仲で離婚するケースがあるようです。結婚は夫婦だけではなく、家族や親族とのつながりもできます。親族の集まりで「気まずい雰囲気で耐えられない」「会話ができない」などの苛立ちが募って、夫婦ゲンカに発展することも。「妻と妻家族の仲がよすぎる」という、親・子離れできないパターンや「妻と妻の両親から暴言を吐かれる」といったモラハラにつながるパターンもあります。
両親はかけがえのない大切な存在ですが、結婚をしたなら配偶者をまず1番に考えてあげてください。近すぎず、離れすぎず。良い距離感をもって両家の両親と付き合っていくことが大切です。
男性の場合、妻が浮気相手の子どもを宿す可能性を本能的に心配しています。妻の心変わりよりも、妻が自分以外の男性と肉体関係を持ったことがショックなのです。謝罪を繰り返し二度と浮気はしないと誓う妻を最初は許しますが、生理的に受け入れることができずに破たんしてしまうケースもあります。
とはいえ「浮気がわかった後、妻への気持ちに変化があったか」というアンケートでは、半数以上の夫が「変わらない」「前より好きになった」と回答。浮気をしても妻に好意を持っているという結果になりました。異性をその気にさせられるくらい、自分の妻は魅力的なんだと考えを改める夫もいるようです。
男性の離婚原因第1位は「性格の不一致」。恋人同士の時にはわからなかった価値観の違いや、生活習慣など、夫婦として過ごしていくうちに違いが見えてきたというパターンです。ほかには「結婚する前と後で妻の性格が変わってしまった」というケースもあります。新婚生活中は相手のいいところを見ますが、愛情が冷めはじめるとイヤなところばかり目に入り、少しずつ不満がつもっていきます。
夫婦と言えど、元は他人。お互いの違いを、どこまで妥協・許容できるかが重要なのです。ですが「ここまで我慢して、夫婦を続ける意味はあるのか」と考えてしまい、離婚を切りだすケースが増えています。
男女の離婚原因ランキング、いかがだったでしょうか?離婚した原因によっては「次の恋愛がむずかしい」「同じ経験をすると思うと怖い」など思い込んで消極的になりがち。ですが出会いは突然訪れるもの。次こそは一緒に幸せになれる!と確信できる相手がみつかるかもしれません。今では日本の3組中1組の夫婦が離婚する時代、バツイチは珍しくないものです。
また「バツイチ相手のほうが変に異性に理想を抱いていないので、結婚相手として理想」「誰かに選ばれたという魅力がある」という未婚者の意見も。急がなくてもいいので、周りを見渡すと幸せのきっかけがあるかもしれません。次の恋愛はお互いを尊重し、よく話し合ってともに歩んでいけるといいですね。
バツイチに対するイメージが変わっているとご存知でしたか?離婚という経験をしているぶん、未婚者よりも結婚を現実的に考えられるとプラスイメージを持つ人が多いんです。その証拠として「離婚経験がある方は恋愛対象になりますか?」というアンケートで「バツイチ女性は恋愛対象になる」と答えた男性は47.9%、「バツイチ男性は恋愛対象になる」と答えた女性は43%だったという結果も出ています。ただしその離婚理由によって、印象は大きく変わるようです。
離婚理由のイメージを左右するのは、「相手に原因があるならいいけれど、その人が原因ならナシ」(31歳・女性)というように本人が原因かどうか。特に本人の暴力や借金・ギャンブルなどが原因で離婚をした人は、恋愛対象として見られないことが多いようです。
意見が分かれるのは浮気について。「浮気をするような相手とは別れて当然」(32歳・男性)という声がほとんどである一方、「結婚生活に不満を感じていなければ浮気はしないと思う」(30歳・女性)など浮気されるほうにも原因があるという声もありました。また嫁・姑問題についても、受け取り方は人それぞれです。「人間同士なので気が合う・合わないが問題になるのはしょうがない」(32歳・男性)と考える人もいれば、母親との良好な関係は絶対条件という人もいました。
それではマイナスイメージでない離婚理由とはどんなものでしょうか?
バツイチは恋愛対象にならないという人でも、「正当な理由があるのならば離婚歴は気にならない」と答えています。例えば「失敗した原因がその男性になければ対象としてあり。あとは自分が好きになってしまったら仕方ない」(24歳女性)や、「男性側がDVを振るう人で耐えられなかったとか、借金をしていたとか、正当な理由がある場合は恋愛対象になる」(29歳男性)など。
また性格の不一致についても肯定派が多いようです。「結婚してからお互いの違いに気付くこともある」(23歳・女性)「家庭や働き方に対しての考えが合わない場合、一緒に暮らし続けるのは難しいと思う」(27歳・男性)など、パートナーとして考えが合わないという理由は正当に捉えられるようです。
他にも、婚活をする上で印象が悪くならない離婚理由についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。
離婚理由1つとっても人それぞれですね。調査を通してわかったのは、「苦労したぶん結婚にたいして真剣に考えてくれていそう」(30歳・男性)「次はいい相手に出会ってほしいと思う」(33歳・男性)と、バツイチさんにたいして温かい声が多かったこと。
離婚したからと悲観せずに、再婚に生かせるように自らの経験を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
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